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Portfolio

T R A N S

 TRANS はEnsemble FOVEのオリジナルプロジェクト第二弾となる作品です。

 TRANSの大きな音楽的な特徴は、観客の周りをサラウンドのスピーカーと演奏者がぐるりと囲みこみ、現実の世界がどこからどこまでか全くわからなくするという点です。FOVEはこのプロジェクトを “異次元に連れ去るリズム” というコピーで表現しています。

▶︎ TRANSより

 技術面では、音楽は

 (1)さまざまなミュージシャンによるあらかじめスタジオにてレコーディングし、Pro toolsを使い、作曲者によって徹底的にコラージュされたもの、

 (2) Ensemble FOVEによる生演奏、 

 (3)その生演奏が"ライブエレクトロニクス"という技術によってその場でPCを通して加工し、演奏される技術、

この3層からなります。これらは全く分かち難く設計され、同期し、観客は膨大な情報量を一気にあびることになります。 

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TRANS 製作過程より

TAGO Studio TAKASAKi, Studio Green bird

  (1)のあらかじめ用意しコラージュされた音源には Ensemble FOVEのメンバーをはじめ Guestには Tabla のU-zhaan、Vocal の青葉市子、Drumsの石若駿 (敬称略) など従来的なクラシック音楽の発想からはほとんど考えられないほど意外性に富んだ音楽家にも共演を依頼し、彼(女)らの音楽的特性をプロジェクトの重要なモチーフとして織り込み、クラシック由来の新しいスタイルとして総合的に演出します。

FOVE_TRANS_KYOTO2018_Photo by Yoshikazu
FOVE_TRANS_KYOTO2018_Photo by Yoshikazu

 初演となる京都公演ではFOVEメンバーの宮下和也、またTeam Lab の鈴木健太郎氏にも協力を仰ぎ、照明をコントロールするためのオリジナルのアプリケーションを開発しました。このアプリケーションによって演奏と完全連動する照明統合環境を実現し、公演全体でこの照明をプログラミング、演出しました。

 

 今作品は、京都芸術センター Co-programm 2018 カテゴリーA「共同製作」採択企画として製作されました。

Text by 坂東祐大、前久保諒

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▶︎ Photo by Yoshikazu Inoue

▶︎ ART WORK / FLYER by Hideki INABA

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▶︎ TEASER 動画

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